HOME > 「い」から始まる言葉 > 一敗地に塗れる 徹底的に打ち負かされて二度と立ち上がれないほど大敗してしまう。 一敗地に塗れるの由来・語源 由来は、中国の『史記』の「高祖本紀」に見える「今将を置くこと善からずんば、一敗、地に塗れん」という故事に基づく。 「血に塗れる」は泥まみれになる意。また、一説に「戦死した者の内臓や脳みそが地面に散らばって泥にまみれになる意」ともいう。 カテゴリ: 社会 HOMEへ戻る
デジタル大辞泉 「地に塗れる」の解説 地(ち)に塗(まみ)・れる 敗北または失敗して、再び立ち上がることができなくなる。「 一敗 ―・れる」 出典 小学館 デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 関連語をあわせて調べる 一敗地に塗れる 塗れる 敗北
この時期、富士山に見える鳥の形、何のサイン? 【お天気検定】
【大紀元日本6月9日】【一敗塗地Yī bài tú dì】一敗地に塗(まみ)れる。戦いに負けて肝臓や脳が飛び出し、あたり一面に飛び散ることから、失敗して収拾がつかなくなること。 秦二世元年(209年)、秦朝の統治に抵抗するために、陳勝・呉広が大澤郷でむしろ旗を立ち上げ、他に多くの郡県の民も蜂起していた。沛県知事も蜂起しようと思い、沛県の山中に身を隠している劉邦(後の漢の高祖)を呼ぶつもりであったが、後に考えを変えて、劉邦が町に入ることを阻んだ。劉邦は県民に手紙を書いて、県知事を殺すように示唆したので、県民は知事を殺して、劉邦を迎え、さらに県知事になるように頼んだのである。劉邦は「世はまさに乱れて、諸侯がてんでに蜂起しているだけに、ここで、もしも適当でない人物を選んだら、一敗地に塗れることになるから(完全に叩きのめされて収拾がつかなくなる)、やはり他の能力のある人材を選んでもらいたい」と謙遜して言った。しかし、県民の意向で、結局劉邦が沛県知事になったのである。 "一敗塗地"は、現在、失敗して収拾がつかなくなる、再起不能の状態になることを形容する。今日の中国では共産党政権のほとんどの役人が公金を着服し、賄賂を受け取り、愛人を作って、贅沢な生活をしているので、政権はもはや再起不能の状態になっていると言えよう。 出典:西漢・司馬遷≪史記・高祖本紀≫ (編集・縁修)
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか? 社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。 今回考えるのは「塗れる」の読み方です。 「"ぬれる"以外の読み方なんてあるの?」と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。 「塗れる」の他の読み方は? 塗料、塗装などの言葉に使われる「塗」という漢字。一般的には"と"や、送り仮名の"る"をつけて"ぬる"という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「塗」という字自体にも、何かを塗りつけるといったニュアンスが含まれます。 でも、「れる」の送り仮名をつけて、"ぬれる"以外に読み方あるの? と思った人はたくさんいるはずです。 気になる読み方の正解ですが……。これ、実は"まみれる"と読みます。 「塗れる」の意味と使い方 『デジタル大辞泉』によれば、「塗れる」の意味は以下のように解説されています。 まみ・れる【▽塗れる】 [動ラ下一][文]まみ・る[ラ下二] 1 泥・汗などが一面にくっついて汚れる。「泥に―・れる」「汗に―・れる」→一敗地に塗れる 2 問題を多く抱えて困った状態である。「汚名に―・る」 つまり、一面がひどく汚れている様子や、問題をたくさん抱えて困っている、といった意味合いで「塗れる」という言葉を使います。 読み方は難しいのですが、日常生活の中で「ホコリ塗れの~」など、割と耳馴染みのある言葉ではありますよね。 読めない漢字はきっとまだまだたくさん あなたは「塗れる」を正しく読むことはできましたか? きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。 実は意外な読み方をする漢字に出会ったら、まとめて覚えておくと便利ですよね。 (ななしまもえ)