特に甘いものは口にすると徐々に欲求が高まり、クセになりやすいのが特徴です。これらを防ぐために、甘いジュースなどは出来るだけ避けることをお勧めします。 監修:保健師・看護師 データ一覧に戻る
身長を伸ばすために必要なこととは?高校生・大人が身長を伸ばすことは可能? 私たちの身長は出生後1年で急激に成長します。身長約50cmで誕生し、4歳になる頃には身長が100cmを超えます。この時期の成長は「第一次成長期」と呼ばれています。 その後は1年で約5〜6cmずつ身長は伸びていきます。そして再び身長が急激に伸び始めるのが、女子は7歳から10歳頃、男子は11歳頃の「第二次成長期」になります。 個人差があり、遅いと20歳頃まで成長を続ける人もいます。11~18歳の時期は「第二次性徴期」とも呼ばれ、女性らしさや男性らしさを形作る時期でもあります。 女性は初潮が始まり、男性は声変わりなどが起こります。神経系や身体の各器官、気持ちの面などを含めて子供から大人へと成長を遂げる大切な時期です。 「第一次成長期」も「第二次成長期」も身長を伸ばすために大切なことは、バランスの良い食生活と適度な運動、十分な睡眠の3要素になります。 成長期に必要な食事、栄養素とは? バランスの良い食事とは、炭水化物やたんぱく質、脂質、 ミネラル が過不足なく含まれていることがポイントとなります。 スナック菓子やインスタント食品の食べ過ぎも成長期にはよくありません。 さらに身長を伸ばすために必要な栄養素というのが、カルシウム、ビタミンD、アルギニンの3つになります。 各栄養素の詳しい説明は後述いたします。 成長期には食事だけではなく運動も大切! 食事と同様に適度な運動を太陽の下で行うことも重要です。 骨端線と呼ばれる 軟骨 の集まりを刺激するような全身を使う運動がおすすめです。 特定のスポーツにこだわることはなく、好きなスポーツで思い切り身体を動かすことで十分骨端線に刺激を与えることができます。 また屋内だけではなく屋外で太陽の光を十分に浴びることも大切です。理由は2つあり、1つは ビタミンD を活性化し丈夫な骨を作ること、2つ目は質の良い深い 睡眠 を取ることができるからです。 ただし、過度な負荷をかけた運動は骨の成長を妨げることもあるので、無理な 筋トレ などは避けることをおすすめします。 成長期には十分な睡眠も重要! 食事、運動について述べてきましたが、3つ目の大切な要素として質の良い睡眠があります。 私たちの成長に大きく関わるホルモンに「成長ホルモン」があります。このホルモンは入眠3時間後にたくさん分泌されると言われています。 この時間にしっかりと睡眠を取るためには、寝る前のスマホやテレビなどのブルーライトを避けることや、入浴や軽い運動で寝る1時間前に身体を温めるといったことがおすすめです。 私たちの体温は日中にかけて高くなり、夜にかけて低くなっていきます。体温が下がると眠気が出てくるため、入眠1時間前の入浴やストレッチは効果的です。 中学生、高校生、大学生別に身長の伸ばし方を解説!
カルシウム、鉄、ビタミンDを含んだサプリメントは、これらの栄養要素の不足により、成長が阻害されている場合には栄養要素を補充することにより成長が正常化する可能性はあります。しかし、これらの栄養要素の不足がない場合には、投与しても成長促進するという科学的なデータはありません。 2. 成長ホルモンの分泌を促進するといわれている物質を含むサプリメントの代表的なものは「アルギニン」です。現在販売されているアルギニン製剤の投与量は、成長ホルモンの分泌を十分に上昇させる効果が少ないと考えられています。そのほか、アルギニン以外に宣伝されている物質に関しても、サプリメントとして投与した場合に成長ホルモンの分泌が促進されたという学問的なデータが、信頼できる学術雑誌に報告されたことはありません。
5μg、12~14歳では5. 5μg、15~17歳で6. 0μgです。なおビタミンDは、ブリであれば40g当たり3.
食事にも補食にもご飯を食べよう! 成長期でスポーツを頑張っている場合、3食だけでは必要な栄養素が不足します。そこで運動前や運動後に補食をとることをすすめていますが、この補食もしっかりとエネルギー補給ができる、ご飯やパンを食べることをおすすめします。 練習の前後に、おにぎりやサンドイッチなどを食べましょう。プロサッカー選手の中には、練習前後やおやつにおにぎりを食べていたという選手もいますよ。 5. おかずなしの朝ご飯は要注意!
まだまだ成長期の高校生。 特に男子は「あともう少し背が伸びて欲しい…!」と思っている人も多いのでは? そこで今回は、全国の男子高生108人に「理想の身長」や「身長の伸ばし方」など、"身長"に関することへのアンケート調査を実施! みんなの意見と、専門家が教える身長を伸ばすためアドバイスを、一挙紹介! 理想と現実の身長差は5. 3cm! まず、「現在の身長」と「中学1年生の時の身長」を聞いてみると、 ・現在の身長(平均):171. 7cm ↑ ・中学1年生時点の身長(平均):156. 2cm と、平均で15. 5cmも伸びていることが明らかに! ・「145cmから186cmになった」(高1・愛知) と、3年間で41cmも大きくなったという脅威の成長を遂げた人も! ※理想の身長からは「まだまだ足りない!」と思っている男子が多いみたい ただ、「理想の身長」を聞いてみると、 ・理想の身長(平均):177. 0cm という結果となり、現在の身長の平均171. 7cmと比べると「まだまだ足りない!」と思っている男子が多いよう。 身長を伸ばしたい理由としては、 ・「今、169cmしかなくて周りの男子と比べて目線が少し低い。175cmは欲しい!」(高2・東京) ・「172cmあるけど、あと6cmは欲しい。178cmくらいないとファッションでカッコつけられないから」(高3・東京) ・「運動する時に、178cmくらいあると何かと有利だから、あと2cmは伸ばしたい」(高2・岩手) ・「自分は178cmで小さくはないけど、理想を言えば185cmは欲しい。海外でも小さいと思われないくらいになりたい」(高2・奈良) など、洋服の着こなしやスポーツをするうえでの武器として…などの意見が目立った。 ちなみに、「現在の身長」と「理想の身長」が一致していたのは108名中2人だけ(! )で、ほぼ全員が自分の身長には満足がいっていないというのが現状のよう。 ではいったい、身長を伸ばすためにどんな努力をしているんだろう? 今回は、みんながやっているテクニックをジャンル別に紹介しつつ、そのテクニックは本当に効果があるものなのか、オリンピック日本代表選手にも栄養指導を行っているスポーツ栄養アドバイザーの石川三知先生に教えてもらった!
「食事の時は、ひと口につき、最低15回は噛むようにしてください。 良く噛むことで唾液や胃液の分泌が活発になり、食べ物をスムーズに消化&吸収できるようになります。 その結果、食事で摂取した栄養素を、効率良く身体の成長に使うことができ、身長が伸びやすくなるんです」 ●お菓子&ホットスナックには要注意! 「清涼飲料水やお菓子、菓子パンに含まれている白砂糖は、ビタミンやミネラルといった成長に必要な栄養素を、身体の中で消費してしまいます。 また、揚げてから時間が経った揚げ物は油が酸化しているため、細胞を傷つけ、成長のさまたげになってしまうことも。 甘い物や揚げ物は、皆さんも好きだと思いますが、どうしても食べたい時は『新しい油で揚げた、揚げたてのもの』や『黒砂糖やハチミツを使ったもの』を選ぶようにしてください」 ●食事は寝る3時間前までに済ませる! 「人間の身体は寝ている間に成長ホルモンが分泌されるので、『寝る子は育つ』というのは間違いではありません。 とはいえ、長時間眠ればいいというわけではなく、"質がいい睡眠"をとることが大切です。 寝る直前に何かを食べてしまうと、エネルギーが消化に使われてしまい、身体の成長をさまたげてしまいます。 効率良くエネルギーを使うには、寝る3時間前までに食事を済ませるといいですね。 部活や塾で夕食が遅くなる人は、『部活前に炭水化物を食べて、帰宅後にサラダやスープを食べる』というように、食事を2回に分けると消化しやすくなります。 アンケートで挙がった『寝る前に豆乳を飲む』というテクニックも、消化の負担が大きくない飲み物でお腹を満たすという面ではいいと思います」 ●ベッドに入ったらスマホは見ない! 「スマホの画面から出ている"ブルーライト"は、人間の脳を活動的にします。 成長ホルモンが分泌するのは、身体も脳も眠っている『ノンレム睡眠』の時ですが、寝る直前までスマホを見ていると、身体は眠っていても脳が起きている状態になり、成長ホルモンが分泌されなくなってしまいます。 寝る直前までスマホを見る習慣がある人は、『◯時以降はスマホを見ない』などのルールを決めましょう」 みんながやってる身長を伸ばすためにやっているテクニック【運動編】 ※ジャンプやけんすいは身長を伸ばすのに効果的? ・「関節を柔らかくするためにジャンプしている」(173cm・高2・東京) ・「背伸びした状態でジャンプを続けていたら身長が伸びそう!」(178cm・高1・静岡) ・「けんすい用に買った"ぶら下がり健康器"が家にあるので、トレーニングをした後、ついでにぶら下がっている」(180cm・高1・佐賀) ・「鉄棒にぶら下がったら背が伸びそう」(163cm・高2・大阪) "ジャンプ"や「鉄棒」「うんてい」などに"ぶら下がる"など、「関節を伸ばすこと」が身長アップにつながると考えている人が多数!
2mg、豚のレバーであれば100gあたり6. 9mg含まれています。 ただ子供の多くが牡蠣に苦手意識を持っており、なかなか普段から亜鉛を多くとることは難しいかもしれません。 したがって上手くサプリメントを使用しながら亜鉛を補っていきたいものです。 亜鉛が貧血の原因になることもある 亜鉛は体に副作用を起こすリスクがとても低いため、サプリメントを通して極端に多く摂取しない限り体に影響を与えることはありません。 摂取目安は、成長期では10~11歳までの男性と女性では7mg、12~14歳では男性は9mg、女性は8mgが必要です。 15~17歳になると、男性は10mg、女性は8mgと18歳以上の成人と同じ量が推奨摂取量とされています。 平成29年の国民健康・栄養調査によると、通常の食事でも男性は平均して1日あたり8. 9mg、女性は7. 4mgの亜鉛を摂取しており、不足する可能性の低い栄養素です。 例えば、牡蠣であれば100g当たり13.
8mg、小松菜であれば70g当たり2mg含まれています。 鉄は 吸収率 が低いため、食事から鉄分を十分に補うには「鉄分を多く含む食品」と「吸収を助ける食品」を一緒に摂ることが重要です。 鉄分を多く含む食品には、豚のレバーや動物性たんぱく質、ほうれん草、小松菜、大豆製品が挙げられます。 特に豚のレバーをはじめ動物性たんぱく質は、体が吸収しやすい ヘム鉄 を多く含むためおすすめです。 ここに ビタミンC を合わせると、吸収率がより高まります。 反対にコーヒーや緑茶、牛乳は鉄分の吸収を妨げてしまうため、特にサプリメントを使って鉄分を補う場合は避けた方が良いでしょう。 身長を伸ばすためには、以上の栄養素をバランスよく補うこと大切です。 成長期向けサプリメントの選び方を解説! 成長期向けサプリメントの選び方として重要なことは、安全性と含まれている栄養素の内容、飲みやすさなどになります。 毎日飲むサプリメントですので、品質管理がしっかりされていて安全性が高いことはもちろんのこと、成長に必要な栄養素が過不足なく含まれていることを確認しましょう。 例えば、ビタミンDは過剰に摂取すると腎機能が悪くなったりしますので注意が必要です。 そして毎日続けるために重要なポイントが飲みやすさです。特に子どもに飲ませるときは、お菓子感覚で摂ることができ、さらに小さめの錠剤であることがおすすめです。 身長を伸ばすサプリメントが嘘と言われる理由は? 身長を伸ばす効果があると宣伝しているサプリメントについて「効果が無い」と聞いて、購入しようか迷っている方も多いかと思います。 身長を伸ばすサプリメントが嘘と言われるのは、こうしたサプリメントを摂取すると身長が伸びることを示した客観的なデータがないから です。 日本においてサプリメントは、あくまでも「栄養を補う」のが目的です。 栄養不足が成長に関係するのは確かですが、特定の栄養素を補っても身長が伸びるとは限りません。 確かに中には栄養不足で身長が伸び悩んでいる場合もあるため、人によっては効果があるかもしれません。 しかし寝不足や何らかの疾患が原因である場合、サプリメントで栄養を補っても効果が低い、あるいは無い場合があります。 また成長ホルモンの分泌を促すとされるサプリメントもありますが、サプリメントで摂取できる栄養素が直接成長ホルモンの分泌に関与することを示した論文はありません。 日本では成長ホルモンの分泌刺激作用を持つ薬が開発されていますが、この薬も治療には役立つものの、成長そのものに効果を発揮してくれるわけではないことも分かっています。 栄養不足をサプリメントで補うのは手段の1つであり、自分の体にとって本当にその栄養が必要なのか、よく調べてから使うことが大切です。 成長ホルモンを含むスプレーは使ってもいいの?
結論からいうと、 成長ホルモンを含むとされるスプレーは使用しても効果が全く得られない可能性が非常に高いため、使わない方がよい でしょう。 日本小児内分泌学会の発表によると 成長ホルモンは鼻や口の粘膜からはほとんど吸収されない 成長ホルモン自体が粘膜からの吸収が難しい大きさであり、たとえ口から直接摂取しても胃の中で分解されていまうためです。 また成長ホルモンの効果を得るには、一定の濃度が必要です。 通常の成長ホルモンの治療では血液中に直接注射しますが、スプレーでは吸収率も非常に悪く、注射と同じ濃度にするにはスプレーを1本使いきっても難しい場合があります。 そのためコストの面から見ても継続して使うことをあまりおすすめできないのです。 以上を踏まえて、次項では成長期におすすめのサプリメントをご紹介していきます。 成長期におすすめのサプリメント2選! 安全性が高く、栄養素がバランスよく含まれている、そして飲みやすいサプリメントをご紹介いたします。 子ども向けに続けやすさを重視! 高光製薬会社 ノビルン 高光製薬が販売する「ノビルン」はカルシウム、 マグネシウム 、ビタミン、アルギニン、たんぱく質がバランスよく含まれており、効率の良い吸収と成長をサポートします。 品質管理も徹底しており、GMP取得の国内工場で製造されています。また合成保存料や着色料は一切使用していません。 成長期の子どもたちのことを考えるとある程度高価でも、品質が良いサプリメントを選ぶべきだと考えます。 さらにこの商品は、子どもが続けやすいよう、ラムネ風味のタブレットになっています。安心かつ子どもが嫌がらず続けられる商品と言えます。 口コミ ・子どもの好き嫌いが激しく、成長に必要な成分をおやつ感覚で摂れるのは嬉しい ・品質の管理がしっかりしており、安心して飲める ・ラムネ味のタブレットはおいしく、子どもがすすんで食べてくれる 安心の商品!必要な栄養素がぎっしり! アサヒ ディアナチュラ カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD この商品は、錠剤タイプで1日6粒の服用が必要となります。薬が飲めるようになった中高生〜大人向けの商品です。 カルシウム、マグネシウムに加えて、亜鉛とカルシウムの吸収をサポートするビタミンDが含まれています。 こちらも国内自社工場にて品質管理を徹底し、香料や着色料、保存料は使用せず、安全性にこだわっています。リーズナブルな価格も魅力的です。 ・大手有名企業のこだわりの商品で安全性も徹底されているため安心 ・お手ごろな値段で気軽に続けやすい ・身長を伸ばすため、子どもも気に入って飲み続けている 以上、成長期におすすめのサプリメントをご紹介いたしました。あくまでも足りない栄養素を補うためのサプリメントになります。 これらのサプリメントについて特に副作用などは報告されていませんが、先述の通り、過剰摂取などには注意が必要です。 ビタミンDなどの脂溶性のビタミンは身体の外に排出されにくい特徴があります。また体内にビタミンDが残りすぎると腎臓の機能を低下させると言われています。 バランスの良い食事と適度な運動、質の高い睡眠をとることを意識した上で、上記のサプリメントについて検討していただけるとよいと思います。