新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増え、「汚部屋から脱出しよう」と不用品の処分や部屋の片付けに取り組んだ人も多いようです。ところが、いざ大掃除で片付けようと意気込んでも、「どこから手をつけていいか分からない」「もったいなくて捨てられない」などと迷い、思うように脱出できないケースも。家をスッキリと片付ける方法はないのでしょうか。整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんに聞きました。 あなたも汚部屋予備軍かも?
しおり代わりに1万円札が何枚もはさまってる!しかも聖徳太子だ!! 実家の片づけはちょっとした宝探しですね。。 あなたのご実家は モノがあふれていませんか? もし親がホーダーだったらどうしますか? 〜 おすすめの記事 〜
新生活がはじまる季節に心機一転、自宅の環境をアップデートしたいと思っても「部屋が散らかっていて片付けがとにかくめんどくさい」と感じる方もいることでしょう。「まずリビングを片付けてから散らかった本棚を片付けて…」など、段取りだけでもめんどうです。では、できるだけ頭を使わずラクをして片付けができるようにならないか…? 脳科学の観点から専門家にライター・よざひかるさんが解決法を伺います。 (執筆・写真・イラスト/よざひかる、編集/メルカリマガジン編集部) 片付けに挫折し続けて早30年 片付けが苦手です。先月整理したはずの引き出しがいま… この状態です。 そういえば生まれてからずっと「片付け」とうまく付き合えたことがありません。これはもう、自分の脳の仕様が片付けに向いてないのでは…? とすら思えてきました。 片付けが苦手だと感じる根本的な原因を知りたい! ということで、脳内科医であり『片づけ脳―部屋も頭もスッキリする!』(自由国民社)の著者でもある加藤俊徳先生にお話をお聞きしました。 人はなぜ片付けられないのか よざ 片付けが本当にめんどくさくて、毎回適当に片付けたり、そもそもやる気がでなかったりですぐ家が散らかります…。 加藤先生 ちなみにいつ片付けしてますか? いつ?? 仕事終わりとか、散らかった部屋を見てイライラした時にわーーっと… そうだと思いました。実は、片付けできない人って、「片付け」を甘くみているんです。適当に時間を見つけて、なんとなくやるものだと思ってないですか? 私もそうでした。 やばい。片付けとの向き合い方を考えたことがなかったです。 「片付け」って実は脳をすーーごく使う大変な作業なんです。フレッシュな脳みそで対応すべきで、まずその前提を知ることが大事です。 ちなみに片付けの脳の負荷を、別のものに例えたらどうなりますか? かんたんにいうと、暗算しながら階段の昇降運動するみたいな感じです。 最悪じゃないですか。絶対やりたくない。 しかも、暗算だと問題は誰かによって用意されていますよね。でも「片付け」はどういう状態にもっていきたいかと未来を考えながら、問題も自分で設定しなくちゃいけません。 だから正確には、暗算解きながら、運動もして、自分の将来も考えてるみたいな。そういう脳の使い方をするんですね。いろんな部分を同時に動かす。 そんなに難しいなら、片付けって挫折して当たり前じゃないですか??